『飛行場まで、どのくらいで着きそうだ?』

とお父さん。

『あと20分くらいです。』
と運転席の男の人。

『あなた、夢季のオムツ取り換てもいいかしら?』

《お尻が冷たい感触、懐かしいな。》

お母さんは、チャイルドシートから私を降ろし、座席に寝かせた。