瑠璃、生まれたばかりのおまえは、夢季にそっくりだった。

生まれたすぐ、うまく呼吸が出来なくて、先生や看護士達が慌てていた。

パパは、心配で心配で、たまらなかった。
まだ1歳半だった真琴を抱えて、あたふたしていたら、真琴が言ったんだ。

『くるりんおめめだね。』
って。

その瞬間、おまえは泣いた。
大きな声で。