リビングのベージュの大きなソファーには、お葬式で疲れた、真琴と瑠璃が眠っている。


お葬式は家ではなく、近くの葬儀場で行われた為、いつもと変わらず、家は、お手伝いさんによって、片付けられていて、何も変わった様子はない。


ただ、そこには兄が骨壷に納められてお座敷の仏壇にいるだけ。


後は、今までと、変わりなどない。