お父さんお母さんへ


僕は、肺ガンだって医者に告げられた。

あなた達は、いつも忙しく、家にいる時間は、ほんのわずかだった。


あなた達は、いつも、

『淋しい思いさせて、ごめんね。』

と僕の頭を撫でて、ギュッと僕を抱きしめてくれた。