おばあちゃんは、それからも、私達を、とても大切にしてくれた。


財産は、山ほどあったし、働かなくても、おじいちゃんの会社の収入は、今でも入って来るし、暮らしに困る事はなかった。


でも、いつも笑っていたおばあちゃんは、私に

『おやすみ』

と言った後、いつも泣いていた。


暗い部屋の中で、
泣いていたんだ―