恋海~貴方へ贈る言葉~

店を出てから勝一君 としばらく道を歩いた。


お互い何も話さないでいると、道の途中大きな川があった。

そこには小さな花が沢山あって私は立ち止まった。

勝一君は不思議そうに声をかけてきた。

「どうしたの?」


「あそこの花…綺麗っ…!」


「じゃああそこでなにか話す?」


「え?いいの?」


「ああ。…ほら、行くぞ。」


勝一君はそういって先に川の方に向かっていく。

私はそれを後ろから付いていった。