紘子の予想通り、多香子は焦っていた。
自らの風が使役され、更には自らの力を越えていた事が信じられなかった。
だが、かと言って迷いを抱きながら闘えば、それは大きな代償を払う事になる。
相手が月那主宮当主なら、尚更その代償は命という事もある。
廉明の振りかぶった月輪菊一文字を受け止め、多香子の表情は曇った。
今まで見切っていた小龍沢の瞳、光風霽月でも、やっと間に合うレベルのスピードで攻め続けられている。
また、風の障壁を纏っても、風が陰によって同化し、風までもが切り裂かれる。
頼みの綱である八龍を纏った攻撃を加えていても、甲冑の上からでは有効な手とは言い難かった。
―――甲冑を破って直撃を加えられたら………!
そう考える多香子の横から、優しい風が吹き、廉明が吹き飛ばされる。
多香子の左右を見ると、両脇で紘子と成二が左右対照に脚を伸ばしていた。
自らの風が使役され、更には自らの力を越えていた事が信じられなかった。
だが、かと言って迷いを抱きながら闘えば、それは大きな代償を払う事になる。
相手が月那主宮当主なら、尚更その代償は命という事もある。
廉明の振りかぶった月輪菊一文字を受け止め、多香子の表情は曇った。
今まで見切っていた小龍沢の瞳、光風霽月でも、やっと間に合うレベルのスピードで攻め続けられている。
また、風の障壁を纏っても、風が陰によって同化し、風までもが切り裂かれる。
頼みの綱である八龍を纏った攻撃を加えていても、甲冑の上からでは有効な手とは言い難かった。
―――甲冑を破って直撃を加えられたら………!
そう考える多香子の横から、優しい風が吹き、廉明が吹き飛ばされる。
多香子の左右を見ると、両脇で紘子と成二が左右対照に脚を伸ばしていた。

