明奈と紘子は既に柱を破壊し、2本目のソレの前で闘っていた。
一刻を争う事態に身を置きながら、ただ力の限り進み、敵を狩る。
「さっさと…失せろ!」
紘子が声を荒げる。空に飛んだチャクラムは、激しい竜巻を起こし、魔の存在を塵と変えた。
突然の風を逃れた魔も、それに気をとられ、一瞬のスキを生み出す。
「ばいばい」
明奈が間髪入れないまま、練った気を爆発させる。
大きな爆音と共に、残りの魔が一掃された。
「これにて、了…ね」
明奈が微笑む。
そして間髪入れずに、別の爆発音が鳴り響いた。
「お疲れ様、こーこ」
「いーえ…」
静かに息を吐いて、膝の埃を払った。タイミングが良く、耳の通信器から現在の状況が聞こえた。
『…現在、4本の柱の破壊完了しました。最後の柱には成二が向かっています』
「成二?あのコ…!」
紘子から焦りが見えた。
「待って!」
紘子が今にも飛び出しそうな中、明奈が制止した。
「大丈夫。あのコは負けないわ」
「でも…」
「あなたが倒れていた間、せぇじはたくさん経験した。嫌な事も、喜びも。だから、大丈夫。勿論、ほっとけないけど、焦らないでも大丈夫だよ」
一刻を争う事態に身を置きながら、ただ力の限り進み、敵を狩る。
「さっさと…失せろ!」
紘子が声を荒げる。空に飛んだチャクラムは、激しい竜巻を起こし、魔の存在を塵と変えた。
突然の風を逃れた魔も、それに気をとられ、一瞬のスキを生み出す。
「ばいばい」
明奈が間髪入れないまま、練った気を爆発させる。
大きな爆音と共に、残りの魔が一掃された。
「これにて、了…ね」
明奈が微笑む。
そして間髪入れずに、別の爆発音が鳴り響いた。
「お疲れ様、こーこ」
「いーえ…」
静かに息を吐いて、膝の埃を払った。タイミングが良く、耳の通信器から現在の状況が聞こえた。
『…現在、4本の柱の破壊完了しました。最後の柱には成二が向かっています』
「成二?あのコ…!」
紘子から焦りが見えた。
「待って!」
紘子が今にも飛び出しそうな中、明奈が制止した。
「大丈夫。あのコは負けないわ」
「でも…」
「あなたが倒れていた間、せぇじはたくさん経験した。嫌な事も、喜びも。だから、大丈夫。勿論、ほっとけないけど、焦らないでも大丈夫だよ」

