「どうせ…恭平の分も ノート録らないといけないしね…」


「そっか…」



そう 微笑ましく笑う彼女の瞳には
教授の話を そっちのけで爆睡してた
恭平の姿を見つめてたんだ…


そう…
矢沢 麻祐子は…恭平のことが
好きなのだろう…


彼女は 口には絶対に出さないけど
愛しいそうに見る瞳が 全てを証明する



そんな姿を 見ると 俺まで 切なくなる



気になる人が…まさか…恭平だとは…



本当に 恭平と俺は
磁石が反発するS極とM極だな…