「優姫菜から 離れろッ!!!!!」
「へっ!??」
突然 私の後ろから お父さんの
太い声が 聞こえた
後ろを見ると 青ざめた顔をした
お父さんとお母さん…
お父さんとお母さんの視線の先…
私の前に 居たのは 若い…
お父さんとお母さんくらいの年齢
スーツをビシッと着こなした
そんな男の人でした…
その 男は ブツブツ何かを
言ってるようだった
「許…な…ぃ」
ハッキリとは聞こえない
途中途中聞こえるが…あとは何も…
「優姫菜!!!早く逃げろ!!!」
フッと 自我に戻った私…
よく 見ると男の人の右手には
キラリッと輝く尖った代物
そう…



