「私には 見せない表情…」


寂しいそうに 微笑む表情…


ああ…紗也先輩は こんなに




「片思いでも いいじゃない??」




直樹のことが好きだったんだ…



「片思い…??」



「そう…直樹のことは 私には 分からない…でも…」



「でも…??」



何かを言いかけた 先輩だったが…



「まぁ~言っとくけど私も 直樹のことが好きだから!!」



「えっ!!!」



「ふふふっ…友達としてよ…もちろん あなたも…」



そう言って 紗也先輩は
私の家から出て行った