キミに恋をしてはイケない



「えっ…??あそこって…」


直樹の目が 点になっていた



「そうだよ…ラブホだよ…」



何言ってるのだろう…



「ねぇ…直樹…私を 抱いて…」



何言ってるのだろう…
こんな 顔から火が出るほど
恥ずかしい言葉…自分が言うなんて…



「ねぇ…ダメ…??」



思わなかった…



私は そっと 彼の唇に触れた



「優姫菜…」




大胆になる自分が 自分らしくない…



でも…今の私は
あなたを私に刻みたかった…