「直樹ッ(>_<)悪いけど 古典の辞書貸して!!」


「おう!!」


子犬のように 俺のクラスに来る優姫菜


優姫菜の左の薬指にキラリと光
俺があげたシルバーのリングが
はめられてる



それを見るたびに 口元が緩む



「直樹どうしたの??」


「別に…」


「じゃ~後で返しに来るね!!」


「おう★」



こんなささえなことでも
顔が緩むように なった


「藤堂居るか??」