かずやが
アメリカへ行ってから
3ヵ月が経つ・・・

季節は
冬になりかけている…


かずやとは
何度か連絡を
とっているが・・・

やっぱり
少し淋しい…


けど、受話器越しに
聞こえる
かずやの声は

いきいきと
していた。

本当に 夢のために
頑張ってるんだなぁ…

私は一体
何を頑張れば
いいのだろう…


かずやの事を
考えるたびに
私は
自分の将来について
考えさせられていた。

何も考えていない自分が
情けなくも思えた・・・


ここ最近は
ずっと その事で
悩んでいたから
ゆうじさんに
「元気ないね」と
言われてしまった。

そんな私の気を
紛らわせようと
ある日のデートの時
ゆうじさんは
いつもとは
違う町まで
連れて行ってくれた。