「俺がさ…
エリの事 好きって
言ったのは 忘れてや。
イヤ… 忘れてって言うかさ
なんつーか… あれは…
一時的なものだったと
思うんだ。
エリは やっぱり
大切な友達って
感じかなー。
さっきも言ったけど
《父さんの事を好きな
エリが好き》だったんだ。
今 考えれば…
お前と恋人になるとか…
キスするとか…
そんなの
ありえねーもん。
お前に触りたいとか
俺のものしたいとか…
うん、考えられねーな。
だって
俺とお前だよ?
《恋人》とか《友達》とか
そんなんじゃないんだよなー…
《俺とお前》なんだよなぁ…
なんか うまく言えねーけど。
俺とエリは どこにいたって
俺とエリだ。
これからも それは
ずっと変わらない。
変わらないで いたい。
形とか 言葉で
説明しなきゃいけないなら
《親友》とか《心友》
あと《真友》…《深友》とか
そんな感じかな?
心の友達…真実の友達…
深い友情…
すべて 含めて
《俺とエリ》だ。
…なんか
訳 わかんねーな(笑)」