「ほんと…ダメな
父親だな…俺…」と
ゆうじさんは
溜め息をつきながら言った。

そんなゆうじさんを
気遣うように かずやは
「そんな事ねーって。
マジ 俺の事は
気にしないでや。
俺 自分の夢のこと
忘れてたから
バチ あたったんだよ!
でも…
父さんとエリが結婚しても
俺… エリのこと
母さんなんて呼べねーよ?」
と言い
3人で笑った。

とりあえず 話は
一応 終わった。

かずやが
気を遣ってくれて
「俺 先帰るから
二人で話しなよ」と
言ってくれた。


かずや…ありがとう…


そして


ごめんね…


かずやだって
辛かったハズなのに…

かずやの気持ちにも
全然
気付いてあげられなかった…

かずや…


本当に ごめん…


かずやが店を出て

ゆうじさんと二人になった−−