変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜

『ひどいよ…
私…
ゆうじさんの事
心から信じてた…
なのに………
ずーっと私を
騙してたんだね・・・
ゆうじさんが
かずやのお父さんだろうが
何だろうが
そんな事は
もう どーでも良い。
ウソつかれてた事が
すごいショックだよ…。』



「エリ…
やっぱり
オレの父さんは
こーゆーヤツだったんだ…
もういい…
行こう」
と かずやは
私の腕を引っ張り
席を立とうとした瞬間……



「待って」


ゆうじさんが言った。


「エリちゃん…
俺の話…
聞いてもらえるかな…」


『………』



「かずやから
うちの家庭の話は
聞いてるよね?
それが 全部本当の事なんだ。
かずやが まだ2才の頃
俺と嫁は離婚した。
かずやは
母親に引き取られて
それから 俺は
ずっと ひとりでいたんだ…