変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜



…なに?……



ゆうじさんが


かずやのお父さん…?



意味がわからない…



入り口で3人
突っ立っていても
仕方がないので
とりあえず
席に着く事にした…。



数分の沈黙が流れた−−


出されたお水にも


手を伸ばす者はいない…



始めに沈黙を破ったのは


ゆうじさんだった。


「エリちゃん…ごめん…。
俺達は
もう会わない方がいい。
ごめん…」



『…は?
マジ 全然わかんない。
全然 意味がわかんないよ。
どーゆー事?』


かずやは 今
ようやく
状況がわかったようだ。


「あー…なるほどね。
つまり…
エリの彼氏はこいつで
んで
俺の父さんもこいつ…
って事か…。
ははは…
サイアクな結末だな」


『何?
もう わかんないよー!
なんで ゆうじさんが
かずやのお父さんなの?
ねぇ?
ゆうじさん…
独身って言ったよね?
結婚した事ないって
言ってたよね?
全部 ウソだったの?』


「…………。」

ゆうじさんは
黙ったままだ・・・