俺が ずっと
記憶喪失のフリを
していれば…
エリちゃんと…
ずっと一緒に
いられるんだ…って
思ってた。
俺が…
エリちゃんの
お父さんになれば…
ずっと一緒に
いられるんだ…って・・・
けど、
そんなに甘くはなかった…
君を毎日 見ていると
どうしても
幸せだった頃を
思い出してしまう…
君に触れたくなる…
君を…
この手で
抱きしめたくなる…
愛さずには
いられなくなる…
エリちゃんや
かずや…
君達が
新しい家族の形を
作ろうとしていたのは
わかっていた。
けど…
エリちゃん…君は…
俺の 娘なんかじゃない…
俺の…
俺の 愛する人だ・・・
娘だなんて思えない…
毎日 毎日…
自分の中で
葛藤してた…。
俺は
どうすればいいのか…
毎日 毎日
悩んでいた…