私達は

ゆうじさんより

一足先に

自宅に着いた。

ゆうじさんが
事故を起こして
病院生活に
なってからは
かずやが
ひとりで住んでいる家だ。


そして−−−


ゆうじさんが
帰ってきた−−



直視できないだろうと
思っていたが・・・


しっかりと
ゆうじさんを見つめ

『おかえりなさい』


そう言ってあげれた…



私と かずやと
ゆうじさんは

一晩 ここで
一緒に過ごした・・・


『三人で
一緒に寝るなんて
最初で最後だね…。
ゆうじさん…
辛かったんだね…
苦しかったんだね…。
これで・・・
楽になれたかな…』