変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜

『私さ…
二人のお父さんが
いたけど…
二人とも
死んじゃったんだね…
……ゆうじさん、
今どこに…?』

「霊安室だよ。
もう そろそろ
自宅に帰れるって
言ってたよ。」

『そっか…。
それじゃあ…
先に ゆうじさんの
家 行って
ゆうじさんの帰り…
待っててあげよっか…』


私は…

自分でも驚くほど

冷静だった。


そして…

ひとつだけ

気になる事があった。


さっき見た
夢の中で…
ゆうじさんは
ずっと謝っていた。

《ウソついてゴメン》と・・・


何だか…

妙にリアルな夢だったから

その言葉の意味が

すごく

気になっていた−−−


けど…

ゆうじさんが
死んでしまった今…

それを聞く 術は

ない−−−