思い出いっぱいの場所で わたしを見つけてくれた達哉。 わたしの手を引き寄せて 「もう離さない」って 言ってくれた。 でもわたしはもう他の人のモノで 自分で動けるようになっていた。 「一緒に生きよう」 達哉がそう言った。 「出来ない」 わたしはそう言ったんだ。 動き出す痛さを 怖さを 失うものの多さを わたしは知ってしまっていた。 ・