家族があたしの目の前からいなくなった日からかな。


まだ幼かったあたしには受け止める事が出来なくて涙を流す事で自分を保っている事が精一杯で、自分が壊れていくのも時間の問題だった。



お葬式の日は知らない親戚やお父さんやお母さんの友達がたくさんきていて、あたしの隣をすぎていく人みんな、可哀想とか、何であんな事になっちゃったのかしらとか、まだ幼いのにねとか同情の言葉をはいていった。



そんな同情は気休めにもならないのに、毎日毎日家族の顔を思い出しては1人気づかれないように泣いて。


1人で泣くってこんなに辛いんだってはじめて知ったよ。