でもこいつの笑顔、不覚にも胸がキュンってきちまったぞ。 何考えてんだ。あたし。 変態かぁー。 「まぁそれはさておきだ。ついたぞ。今日お前が寝るとこ。」 そう言っていくつかあるドアのうちの1つを開けた。 そこには綺麗な紫色の花が飾ってあり2つのソファーがあった。 「綺麗な花……」 「そうだろ。その花俺も好きなんだ。なんかいいよな。」 そういう男の目はどこか悲しげでどこかいたたまれない気持ちになった。 「その花に何か思い出でもあるの?」