「……だって欄真があたしの目みてくんないんじゃん!」 「おまえ、それ…」 「言い訳なんか聞きたくない!」 「……………」 「好きで離れてんじゃないわよ。欄真があたしをさけるんじゃん………あの日何でキスされたのかもわかんないし……あたし寂しいじゃん…何であたしばっかりこんな気持ちになんなきゃいけないのよ!」 自然と涙が溢れてきていてもうどうしていいか分からなくなっていて、欄真も黙ったままだった。 でもその沈黙を破ったのは欄真だった。