｢ゆみ…
ゆみ見よる。


そう言ってあたしの頭にふわっと手が触れた


驚いてバッと振り向いたら真っ直ぐ見つめられた…///


｢なっ…なぁーに言ってるんよ〜もぅ


笑って話をそらすしかなかった。













次の日、仕事の後１人でご飯食べに行った後ホテルで仕事の残りをこなしていたら勇から電話が…


｢もしもし？


｢何ですぐ出るん？何もしてないんやったら連絡してこいよ！


｢ごめん…仕事の残務しててん


｢はぁ？何でホテル帰っても仕事しよん？おれと連絡はとらんでいいか、とか思ってるんじゃないん？！


｢違うし！明日に残したくないから残務してるだけやし。
仕事があるんやから仕方ないやん。


｢仕事って言えば済むと思ってるとこがムカつく。


｢そう言う意味じゃないし。
…何で…何であたしの今の状況わかってくれんの？？もういいわ…



ﾌﾟﾁｯ…


あたしは一方的に電話を切った。

もぅやだ。
連絡とるたび怒られて理解してくれようとしない勇なんか嫌だ。



悔しくて辛くて涙が溢れそうになる…。
今のあたしには仕事をかかえるので手いっぱいで勇の気持ちに気付く事が出来なかった…




〜♪ﾌﾞｰﾝﾌﾞｰﾝ


また電話…？


｢はい…


｢ゆっみ〜♪今何しよる？


｢大？！今仕事の残務してた〜疲れたけどね。。


｢ほんまか〜頑張りすぎんなよ！？気分転換に会わん!?


｢…会うｯｯ!!


｢ハハハ、めっちゃ元気になった(笑)
下に降りといで？



わかった！そう言って急いで支度してホテルを出たら…



いた…。