「何で…こんなことに…」


教室を追い出されたあたしは、隼人の家…ってか屋敷の前にきていた。


いや、今思ったけどさ…仕事してるんだったら家にはいないんじゃ?




ガチャ




ボーッとしてたら、目の前の門が開いた。


「あ…椎名さん」


そこから出てきた人は、隼人の執事さん。


「これはこれは…隼人様でしたら、お部屋におられますよ」


「あれ?仕事はしてないんですか?」


「少しばかりトラブルがありまして、ここのところ眠られてなかったので…今はお休みになられてます」


じゃあ…帰った方が……いいよね。


「ですが美和様なら、喜ばれると思いますよ」