「で?隼人のこと好きなの認めるんだ?」


おばあちゃんのことが落ち着いて、今日は久々に学校にきた。

麗華にもたくさん心配かけたから、色々報告もした。


「……そう…だね」


「あはは♪そっか!!あのバカ隼人のことだから、超喜ぶんじゃない?てか、そのバカは今日に限って遅刻?」


隼人とはあの日以来会ってない。

ただ、心配して電話はよくくれたけど。


だから余計に…会うの緊張しちゃう。




今回のことで、隼人があたしには必要だってすごく分かったから。


それを今日こそは、伝えようと思ってる。




キーンコーンカーンコーン




「あーあ、チャイム鳴った。隼人、完璧遅刻じゃん」


寂しいような、ホッとしたような……複雑な心境。