「あはは!!隼人気持ち悪いねっ」


麗華が隣で爆笑した。


「あー!!お前いるとやりにくいんだよ!!」


二人の言い合いが始まってからも、ドキドキ鳴る胸はなかなか静まらなかった。


「今からそんなんじゃ、将来仕事人間になっちゃうよー?」


「バカ!!公私ぐらい分けれるに決まってんだろ」


なんだかんだ言って、隼人は仕事を誇りに思ってるんだな…ってなんとなく感じた。


「じゃあ、仕事と美和!!どっちが大事なのよっ」


「美和!!」


急にあたしの名前が出て、驚いた瞬間にはもう隼人の声が聞こえてた。


「美和が死ねって行ったら死ぬの?」


「もち…あ、はあ!?」


マヌケな顔した隼人を見て、あたしと麗華は笑った。


「あはは!!だっさー♪」


このときのあたしは……

こんな楽しい日が、ずっとずっと続くと思ってた…。