何処にでもあるラブストーリー

今までの、暗くて長いトンネルはこの日、初めて、抜けることが出来た。 
恋人の居ない桜の季節、暑い海の季節、物悲しさ漂う落ち葉の季節、1人で過ごす寒いクリスマス夜や、人恋しくなる年末、僕はこれまで、ずっと1人で過ごしてきた。

ぼくはこれらの季節を憎んでさえいたものだが、この夜、もう、今までのことは、どうだってよかった。 今、奈緒子という素敵な女性と愛し合えたからだ。

恋愛は得意じゃないけど、僕は最愛の女性を今この瞬間、手に入れることが出来た。 なによりも大切な奈緒子・・・僕はこの掛け替えのない人・・・奈緒子を愛し続ける。