何処にでもあるラブストーリー

その日僕は、新宿西口にある得意先に営業に出掛けた。 物流倉庫から、バスの後部座席に座り、今の状況を考えた。

僕の負けパターンだ。 相手を想うあまり、普段の自分が出なくなる。 いつものように、誰にでも同じように接するように、彼女に接することが出来ない。 

奈緒子を好きになり過ぎると、上手く接することが出来なくなる。 いつもこれで失敗する。・・・しかし、いつものように失敗したくない。 奈緒子を失いたくはない。  

仕事を終え、家に帰ってテレビを付けていると、疲れていたのか、そのまま眠ってしまっていた。 前の晩、深夜まで展示会の準備があり、ちょっと睡眠不足だった。
最近、仕事はいつもこんな感じだ。