何処にでもあるラブストーリー

「悪いな・・・こんなにしてもらって」台所で、開梱している奈緒子に僕は声を掛ける。

「別にいいのよ」奈緒子はちょっとそっけなく答える。

「そうだよね。 半分はお前の家みたいなもんだから、頑張ってもらわないとな」
奈緒子は少し笑った。 その時、部屋にメインの照明が無いことに気がついて、あわてて駅前のダイエーに照明器具を買いに出ることになった。 

そこまできて、作業も一段落していたので、おなかも空いたし、奈緒子にお礼方々、近くのファミレスで食事をとることにした。 
今日の奈緒子は少し変だった。 なんというか、引っかかるし、なにか言いたそうにも見えた。