何処にでもあるラブストーリー

その間、奈緒子は鯵の開きを換気扇を回して焼き、その後、卵焼きも作った。 僕は米を磨ぎ炊飯器にいれた。 

奈緒子が火の番をしている間、僕は部屋に備え付けの皿を洗って食事が出来るのを待った。  

程なく、肉と野菜、米の炊き上がる旨そうな匂いが、部屋を包んだ。
出来上がった料理は、順番に奈緒子がテーブルに運んできた。 アジの開き、ベーコンの野菜スープ、中華風野菜炒め、玉子焼き・・・そして、奈緒子がよそってくれたご飯。

 「うーん、すごい、奈緒子さんなかなかやるね。 俺、幸せな気分になってきたよ」僕は玉子焼きをつつきながら、言った。