何処にでもあるラブストーリー

僕がカートを押して、奈緒子と食材を選んだ。 

「一時はどうなるかと思ったけど、泊まるところが見つかってよかったですね。」奈緒子が言った。

「まあ、意外とどうにかなるもんだよね、こういうのって・・・」僕が応えた。

「こういうお買い物って楽しいですね。」奈緒子が、6個入りの卵パックをカートに入れながら言った。

「そうだね、学生に戻った気分だ。 大学生の時、みんなで誰かの家に、食材と酒を買って泊り込んだんだよね」僕はこういうシチュエーションをとても懐かしく思った。