純恋

私の視界に入った瞬間

雅人は私の表情を

のぞき込むように

頭を傾ける。






そんな些細な仕草にも

胸がきゅーってなっちゃう。








………私を見ているんだ。






取り付かれたように

一瞬もの間

雅人から目線を外せなかった私。





じっと雅人も私を見ている。



けど……………

何だろう。






罪悪感が

漂っているような表情を

していた。

今の一瞬だけは…。









……。


何？



謝りたいような顔して



何を考えているの？










全く分からないよ




雅人━━…………









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