「!!」
お、落ちてきた……。
目を見開く私に対して
雅人は満足げにウンウンと、頷きながら
宇宙人をしゃがみこんで、手にとった。
「ほら、どーだ。すごいだろ?」
呆気にとられる。
本当にとれた。
しかも一発で……。
「す、すごい…。」
「ふん。まぁなー。」
なんかすごい嬉しそう。
宇宙人片手に、
笑顔があふれてやまない
って感じ。
「雅人って、こんなのが好きなんだ。」
すごい趣味だなー…
宇宙人を見つめて、
ある意味感心していた。
だって、
正直言うと………
━━━━キモ怖いし。
「んー、好きとかそんなんじゃねーけど、印象残らね?部屋とか合っても1番目立つし。」
「え、まー…そうだね。」
「だろ?きょんもそう思うか!んじゃ!ハイ。」
どうぞと言いながら
どでかい宇宙人をこちらに手渡した。
ふわふわした手触りが
くせになりそうなギャップに
軽く驚いた。
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