そして、沙羅の顎を持ち上げ、くいっと上を向かせた。 「おいっ…優李…!」 後ろから龍の焦ってる声が聞こえる。 そんな声を無視して… 沙羅にキスをした--… ふりを、した。 ふっ…本当にするわけないじゃん…? でも、龍だけには、本当にしているように見える角度で、した。 沙羅も俺の指示通り、顔を赤くしてくれたし…。 龍は…何て言うかな? 俺はそう考えながら、龍の方に振り向き、ふっ…と口角を上げて妖しく笑った。