゚*お姫様×王子様*° [2]




全然止まらなくて、足も痛くなって来たし、何よりも掴まれてる手首が痛い。



あれからどれくらい引っ張られて来ただろう…。



『…っ…止まっ、て!!』



呼吸がうまく出来ない状況で、やっと出せた言葉。



その言葉で、やっと止まってくれた。



「あ、ごめ…。」



もう、何なの?



『いきなり走って…どうしたの?』


「早く借りに行きたかったから…。」



嘘。



『嘘つかないで…。』



「え…。」



優ちゃんは、嘘つくとき目を逸らすことくらい知ってるもん…。