「改めまして、ナタナエル王国の王子。 キルトです」 と言った。 …………………………え? 「えぇぇええぇぇええぇ…っ!?」 ソフィは、キルトを指差してパクパクと口を開閉させた。 「あれ?本気で俺の事、執事だと思ってたの?」 ソフィは、コクコクと頷く。 キルトは、ふっとほくそ笑んで 「やっぱり面白い」 とクックッと笑い始めた。 …………………なんて野蛮なお方なの。