「きゃっ!?」 ソフィは、驚いて後ろを振り返る。 誰──…? まさか、バレて…っ!? そこにいたのは、月夜に照らされた金髪の美しい青年だった。 左目には黒い眼帯をしていて服装からすると青年は普通の村人らしい。 き、れい───… じっと2人は、見つめ合っていた。 「誰?」 青年は、もう一度訊ねた。 その言葉にソフィは、はっとした。 「ごめんなさい!私、ソフィ。アナタは?」 「キルト」 キルト──… 何だろう、この 懐かしい感じ─…