「ど、どうして笑うのかしら?」
とソフィは、キョトンとして訊ねた。
「あぁ、ごめんごめん。つい…」
とトラキアは、涙を拭った。
………まったく、
この国の方達とくれば
何がそんなに可笑しいのかしら?
それとも、
私、笑われてしまうような事を言ったのかしら…?
「俺も、王子は傲慢だと思う」
トラキアは「これから大変だな」そう言って悪戯をする子供のように笑った。
「やはり、傲慢な方なのね!?…まったくもう!どうして面識のない私が、妃に選ばれたのかしら?」
「………面識ないのか?」
「ええ!先ほどお話するまで一度もお話するどころかお会いした事さえありませんわ」
「?俺が聞いた話とは違うな」
とトラキアは、首を傾げた。


