────…な、 なんですって? 「権利を、譲る──…?」 これには、さすがのシルベリアもポカンと口を開いた。 「はい。私はこの女性と共に、外の世界を見てみたいんです」 とジェオルドと女性は、幸せそうにお互いの顔を見合わせた。 ────…幸せそう、 「だから、キルトに譲ります」 その言葉に、 「……ちょっと待った」 と口を挟んだのは、 他でもない不機嫌なキルトだった。