月の果て



「……?いかがなさいました、姫?」

執事は、意地悪そうに微笑んでソフィを見つめた。



……どうしてこんな表情をするのかしら?


何か、見下されてる気がして嫌だわ。


「…何でもないわ」

ソフィは、そう言ってプイッと顔を逸らした。



「ところで姫。その一週間、お暇ではありませんか?」


「暇?………そうね、暇だわ」


「では、私とゲームをしましょう」

と執事は、妖艶に微笑んだ。


「ゲーム?」

微かにソフィの目は、輝いた。



「姫様の言うとおり、私が双子だとしたらもう1人いる筈です。」


「ええ」

キルトの事なのだわ…、



「そのもう1人をこの一週間以内に見つける…という至ってシンプルなゲームです。いかがなさいますか?」



キルトを、見つける───…?