「……何よ、これ」 ソフィは、自分の瞳を疑った。 目の前に広がった惨劇を信じる事が出来なかったのだ。 「………ガォ」 足を止めたソフィにライアンが不安げに近寄り体を寄せる。 男達は、剣と盾を手に 勇ましく闘っていた──… 「───…酷い」 ソフィは、ポロポロと涙を零した。 ───…そう、 この国では 戦場で多くの人間を殺した者こそ 勇者として崇められるのだ──…