「私をこのお城に残して2人で出て行っちゃったのよ、薄情でしょ?」 笑顔でそう訊ねるエリスは、とても愛くるしかった。 ───…どうして? 「だけど、お父様と兄様達が私を匿ってくれてる─…」 どうして、そんなに 「……平気、なの?」 「え──…?」 「どうして、そんなに平気で話せるのかしら?一人ぼっちは、」 ふと、脳裏を掠めたのは ぬいぐるみを抱き締めた幼い自分──… 「怖くないの──…?」 そう訊ねたソフィの表情は、ひどく怯えていた。