月の果て



それが、理由──…




「リリス、お前の母の遺言だよ」


シルベリアは、影を落とした。




………なんだって?



母上の遺言──…?




「どういう事ですか?」





「……まぁ、つまり。私達は、逃げていたんだ」


シルベリアは、申し訳なさそうにははっと笑った。




「お前を護っているつもりだった」





キルトは、目を見開いた。