月の果て



「では、私はこれで。何かご用がありましたらこの城の使用人に言いつけて下さい」

と笑顔で踵を返すデカルト。



し…、ようにん──…

ハッとするソフィ。


「お待ちください!デカルト様!」



「何でしょうか?」

とデカルトは、キョトンとして訊ねた。




「あ、あの……この城の執事で眼帯をしている方のお名前は…?」



このお方に聞けば手っ取り早いのだわ!


やっぱりキルトにしか見えないもの..



瞳の色は違ったけれど、

別人だなんて思えないし



ましてや名前まで隠すもの…



きっと、双子か何かで私をからかっているのだわ!


そうよ!


きっとそうに違いないわ─…っ!!