「む、無茶です!」 ミルーラは、真っ青になって手をブンブンと左右に振った。 「どうして?」 ソフィは、キョトンとした。 「だって、私が逃げ出した場所は──…」 とミルーラは、苦痛に表情を歪めた。 「逃げ出した、場所?」 ミルーラは、震える体を止めようとキュッと腕を握りしめた。