月の果て



「まぁ、とにかく子供の時からなんで長い長い片想いなんです」

ミルーラは、明るく笑い飛ばした。





しかし、


櫛を持つ手は微かに震えていた。




「……ミルーラ」




………どうして、


そんな風に笑えるのかしら?




きっと、すごく辛い筈なのに──…



ミルーラは、強いのね。




「…………よし!」


ソフィは、いきなりガッツポーズをつくった。