「これですね」
スワローズは、一着のドレスをソフィにあてがいながら満足げにそう言ってにっこりと微笑んだ。
「え?これなの……?」
ソフィは、そのドレスに唖然とした。
………一生に一度きりの事なのに..
「どうして、こんなに地味なドレスなの?」
そのドレスは、そのシンプルなドレス達の中で一際地味なドレスだった。
「姫様の可愛らしさが映えるようにです」
スワローズは、そう言ってドレスを片付けけ始めた。
「私は、選んでいないわ」
ソフィは、そう言って哀しそうに瞳を歪めた。
「一生に一度きりの事なのに..」
ソフィは、ポツリと呟いた。


